第五の権力—Googleには見えている未来

第五の権力—Googleには見えている未来 。既に国内でもベストセラー。こんな本です。

グーグルは世界をどう見ているか、そしてどんな未来を創ろうとしているのか。
Google会長エリック・シュミット初の著書。全米ベストセラー待望の翻訳。
2025年「世界80億人がデジタルで繋がる世界」、私たちの暮らし、国家、革命、戦争はどうなるのか?
新しい権力を手にした市民が向かう先は?
彼が語る「未来」には、すでにGoogleが「創りはじめている未来」だと感じさせるものもあり、
他の予測本とは違う「リアリティ」がそこにある。


400ページを超す大著で、しかも、いろんな人たちが既に指摘していますが、エリック・シュミットの著書でありながら、「Google会長は」など、ゴーストばりばりの書きっぷりなど、笑えるところ多数あり、かつ、行きつ戻りつのたるい文章で読みにくいんですが、それでも、この本を読む価値があります。

自分がこんな仕事をしているので、特に、「第3章 国家の未来」で、「インターネットに国境が生まれる」に引き込まれていきました。リアルな世界で国境があるように、インターネットの世界で国境が生じるとは。当然、この話は、いろんな人たちが言い出し始めていますが、エリックの言が説得力を持つのは、この人が「当事者」、しかも、圧倒的なルールメーカーだから。

それにしても、つくづく、一般の経営者とは違うなって思うのは、そのスケールの大きさ。もうケタ違い。Google幹部に何人か知り合いがいますが、この人たちは、本気で全世界をネットやあらゆる手段でつなげようと思っています。この本への批判にもなっていますが、それも楽観的かつ楽天的な思いで。最近は、駅や空港で設計図がGoogle日本法人から流出するなど、いろいろ暗い問題があるんですが、そうならないようにするのはもちろんですが、その上で、やっぱり、世の中をイノベートするには、この楽観、明るさが必要だと思うんです。しかも、最近、伸びている企業を見ていると、経営者にも、科学や技術が大学院レベルで分かっている人が多い。

Googleという世界史上稀にみる企業と同時代を過ごせる、という意味でも僕は少なくとも幸せ。Googleにはかなりお世話になっていますしね。久しぶりに巨視的に考えさせられる本に出会いました。

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