トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈2〉セクシープロジェクトで差をつけろ!

 

トム・ピーターズ

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈2〉セクシープロジェクトで差をつけろ!

名著。ここ数年、新規採用職員のみんなから、「私たち新人が真っ先に読む本を教えてください!」って言われ続けて、この一冊!ってなかなか無かったんだけど、これは、本当にお薦め。最も信頼する目利き(キュレーター)に相談したら、この本以外あり得ない、とのこと。当たりでした。本は、信頼する人のお勧めを読むのが一番。

課題設定がいいんですね。「日々のつまらない(と思い込んでいる)仕事をいかに劇的に面白くするか。」「権限や予算が無いときほど、ものすごいプロジェクトになる。」を筆頭に、「すごい仕事は人がくれるものではない。」「共謀者を探せ」「フライング百回」など。

読み終わったらすぐに実行に移せる「やってみよう」コーナーもまた面白い。例えば、47ページはこんな感じ。「シンプルなスパイラルノートを一冊買おう。今日中に。買ったら、表紙に「しびれる」と書き、裏表紙に「むかつく」と書く。そして、今日からさっそく書きはじめよう。・・(略)」とな。

僕自身の経験に照らしても、役人時代、2年目から国会答弁で総理答弁を書く機会があったんですが、かなり思い切って書いたことが、係長、課長、審議官、局長、内閣参事官室、総理秘書官を経て、注目の予算委員会で、総理がそのまま読んでニュースになったことも。その時、思い知りました。2年生といえば、ヒラの係員。権限なんて全く無し。奴隷そのもの。しかし、原案作成者は強い。「沸騰!図書館」にも、別の場面で触れていますが、ヒラの強さは侮れません。だから、気持ちの持ちようなんですね、結局。僕だって、99%は目立たない実務。その時にはツマラナイと思いかねない仕事をいかに劇的に痺れる仕事に転化させるかは、気持ちの持ちよう。その気持ちの持ちようの部分が、この本では痺れるほどカッコよい口調で綴られていく。


そして、この本の物凄さは、分かりやすさ(実に訳もこなれている)も然ることながら、中間管理職、そして、僕らのような経営者までも示唆に富むサジェッションがてんこ盛り。プロジェクトや人事を含め、「退場の美学」にまで触れてある。

お薦めです。

 

 

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