9月18日付メルマガ巻頭言【JC茨城ブロック協議会:『わが街コンテスト』】

───────────────────────────────────
【1】 巻頭言
───────────────────────────────────
先週、JC茨城さんのお招きで、ビジネスのプレゼンテーション会のコメンテーターとして参加。8つの団体が、自分達のビジネスの話をしていくんだけど、一番、引っ掛かったのは、高校生株式会社。僕は別に高校生だから中学生だから、という特性からモノを語るのはイヤで、良いものは良い、悪いものは悪い、というスタンス。

常陸大宮高校の生徒達が、去年の12月に実際に株式会社として登記。そこには社長もいれば役員もいる。なんと、単なる株式会社ではなく、持ち株会社。5社を傘下に収め、経営や商品開発を学ぶという建て付けにしてあり、かつ、生徒自身が出資しているし、会社の利益は様々な技術向上の費用に充てているという。

よく、中学や高校では、今でも「働き方を学ぶ」と称して、職場体験学習なんかあるわけ。そもそも、僕は、これって何らかのきっかけになるかもしれないけど、それ以上ではないなって思っていた。がしかし、実際に生徒自身が出資して株式会社をこしらえ、様々な事業にトライする、ということになればそれは全く別次元のことに。

まさに、「働き方を学ぶ」そのものだと思う。実際、彼らというかほとんどが女子高生だったので、以下、彼女たちと呼びたいが、その彼女たちは、地域の特産品を活かした商品開発、社会貢献活動、地域包括栄養ケアシステムの構築などを行っているが、注目したのは、その連携の素晴らしさ。

例えば、JAとコラボし、野菜料理メニューの開発などはありきたりだが、ひたちなか市の醤油メーカーとコラボし、地元茨城産の煮魚用の専用のたれを開発しつつ大洗町役場の協力のもと今後は地元産の魚を使ったメニューを開発して、もう実際、イトーヨーカ堂やサンユーストアで試験的に販売し、一定の反響を得ている。また、地元のブルーベリー農家とタッグを組んで捨てるしかなかったブルーベリーの葉っぱを活用したお茶づくりなんだけど、そこには筑波大学としっかりコラボ。

もうお分かりだと思うが、非力な高校生が何か単独で事を為しているのではなく、最初から「組んで」何かをやろうとしているところが一番共感したんだよね。ついつい、自分達だけでやろうとか、気の合う連中とだけやろうとかなりがちなんだけど、彼女たちはそうでなかったなあ。

コンテストが終わってからいろいろ聞いたんだけど、「自分達はブランド力もブランド開発力もないけど、高校生ということでみんなが応援してくれる。」と自分達の特性を分かっておられました。

僕からのアドバイスは、「せっかく高校生株式会社をつくったのは良いが、このままだと数年経ったら終わり、ということになりかねないので、まず、常陸大宮高校のOBやOGに株主になってもらって、そのうち、ひたちなか市民が株主になっていく。そうなったら、一定の資金は集まるし、なおかつ、株主に対する緊張感やらも身につく。

しかも、この株主は何か法外な見返りを求めたりするのではなく、温かく応援する人たち。そういう意味で、株式会社の1つの在り方として、広く資金を集めるために不特定多数の皆さんに少しずつでも良いから株主になってもらうこと。こうなると持続可能なシステムとなっていく。」と。

今後の高校生株式会社に注目したいと思います。

(適時、編集しています。)

まぐまぐ!「樋渡啓祐の地方創生ここだけの話」メルマガ好評配信中!!

今すぐ下記アドレスをクリックして最新の「知見」をゲットして下さい。

http://www.mag2.com/m/0001649063.html

このエントリーをはてなブックマークに追加

メールマガジンの紹介

樋渡社中に集う皆さんの交流のためのツールとして、
「樋渡啓祐の地方創生ここだけの話」という
メルマガを創刊しました。
大好きな地方活性化の今までの取組やこれからの話など、
ここだけでしか書けない話をどんどん発信していきます。
様々な同士の方にも参加いただき、地方創生に興味ある方に
役立つ情報を届けていきます。
メルマガ会員限定の少人数講演会なども
積極的にやりたいと考えています。
是非皆さんも樋渡社中にご参加ください。