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【1】 巻頭言
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最近見たテレビで一番痺れたのは、FBS福岡放送のこの深夜番組。1月29日深夜1:25からドキュメンタリー番組「目撃者f」で「サガンオヤジの がばい挑戦!~ナイジェリア太陽光発電計画~」。
薄型太陽光パネルを使って、アフリカの非電化の村に明かりをともす活動を続けている佐賀・鳥栖の小さな屋根施工会社の社長・川口信弘さんを紹介。
どんな屋根にも載せられる太陽光発電パネルを研究する中で生まれたのが「フィルム状の超薄型太陽光パネル」だ。電化製品に囲まれた生活をまかなえるほどの電力は作れないが、巻物のように巻くことができ、持ち運びも簡単だという。
この日本の技術が生み出した明かりが、電気のなかったナイジェリアの村人の生活に劇的な変化をもたらすことに…。東南アジアの次の市場と言われるアフリカに目を向けた小さな会社の挑戦を追う。
面白そうでしょ。これがこちらです。
予告編 https://goo.gl/wktsbF
本編 https://goo.gl/jWDqlz
敬愛するイノベーションの大家である米倉誠一郎も、Facebookに「これです
よね!」と書き込むくらい。
まず、この番組のプロデューサーとの出会いが面白い。https://goo.gl/gVsJul
川口さんとはサガン鳥栖との取材で知り合い(というのも、この川口さん、サガン鳥栖の熱狂的というか狂っているファン)、酒の席で川口さんの活動を知ったとのこと。
当初は、ギニアでの活動を夕方のニュースで特集として流したところ、福岡県在住のナイジェリア人が川口さんを訪ねてきて、どんどん話が大きくなって、ついにナイジェリアへ、という流れ。
その一方で、番組で触れてあるように、川口さんのSNS書き込みで、大使館が動いたり、JICAが後押ししたり、人と人がどんどんつながっていく。
今、特にアメリカで深刻になっているネット上の偽ニュースや、ネットのネガティブな側面がクローズアップされているが、この川口さんの活動もネットがなければ、ここまでなっていないだろうし、また、テレビが取り上げるというのも大きい。
僕自身、未だに、市長時代、報道ステーション、がっちりマンデーなどに取り上げられたのをつい最近のように言われることもあって、やっぱり映像の力はもの凄い。
しかし、実際に見ている人たちはそんなに多くなくて、「樋渡がバンキシャ!に出てたよ!」と賛否両論(笑)のTwitter、Facebook、LINEの力が大きい。この川口さんの活動も、テレビとこのYouTubeとまたみんなのソーシャルネットワークという口コミでバンバン広がればいいなって思っています。
この川口さん、本当に奇特な人。2年前の知事選で負けたときにこれでもかって多くの人たちが去っていった。まるで潮干狩りができるくらい。しかし、この川口さん、「樋渡が負けて良かったばい。民間人のほうがよっぽど日本中、世界中にあなたの才能が届けられるもんね。
知事になったらいろんな人たちが応援したと思うけど、俺は、負けた人間を応援したい。」と。この言葉がどれだけ励みになったか。しかし、いつもはアホなことばかりお互い話し込んでいるわけだけど、単に奇特な人だけじゃないというのが良く分かった番組でした(笑)。
(適宜編集しています。)
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