12月5日付メルマガ巻頭言

img_8775市長を辞めて、今日(12月3日)でちょうど2年。早いような遅いような。45歳で初の民間人。「12年官僚、8年市長」という稀有な人生を送っていたときはかなり自由に伸び伸びやっていたつもりが、かなり制限や規制の強い世界で、切った張ったをやっていたことが良く分かります。そう言う意味で、スケールは違うけど、民間人だったトランプが、行政の長である大統領になったときに、「民間とは全く違う。」と、ストレスを感じるんだろうなって思います。

だって、民間と役所、そして、政治はほとんど違うから。意志決定のやり方、スピードもさることながら、実は政治家や官僚は業績で判断されない、という意味では、とても楽。特に地方の首長は、何もしない人間のほうが、ぎりぎりであっても選挙に勝つんですよね(あえて、誰とは言いませんが、首長のほとんどはこのタイプ。)。

それはさておき、民間に転じてとても気になっていること、これって誰も言わないのが不思議なんだけど、「ラストワンマイル」。あと一歩で手が届くのだけど、その一歩が足りないために、結局、埋もれてしまう、ということ。技術だったり企画だったり。こういう経験は行政や政治ではほとんど無かった。この2年間、お陰様で、いろんなところで講演に呼ばれましたが、呼ばれたついでに、私から、地方の気になる企業を訪問してみても、「こんなに良い技術があるのに、売れないんですよ。」とか「あと300万円あったら、このマシーンが買えるのに諦めます。」とか、こういう悩みは、まず行政や政治では無い、というかあり得ない。

人生初の民間人だったので、そのラストワンマイルをどうやって埋めるのか、なかなかそのやり方というか、もっと言えば本質が分からなかったのが、ここ1か月で完璧に分かるように。

私のビジネスパートナーの1人が、一緒に夕食をとっていたときに、「樋渡、分かる?人がお金を出すときって?」。彼の答えは、「嬉しいときと困ったとき。」ととってもシンプル。その言葉を聞いたときに、CCCと武雄市が進めた武雄市図書館を思い出しましたが、CCCも僕のカウンタパートも僕も同時に言っていたのは、「来館者(お客様)が気に入ってくださるものをつくろう。自分達の欲や評価というのは絶対に入れるのをよそう。」と。ついでに言えば、新武雄病院も全く同じ。「患者さまが気に入ってくださる病院にしよう。供給者側に立った発想を捨てよう。原点は患者さま、ご家族だ。」と。そうなんですよね、そのラストワンマイルは、ワンマイル先のお客様から手が伸びる、そういう方向に進めば、成功の可能性は極めて高くなると。

詳しくは来年になってからしか書けませんが、これから手がけるセキュリティーの企画だったり、医療の企画だったり、僕の所に様々な案件が参りますが、その中で、僕がやるべき仕事はただ一つ。優れたとかそういうレベルでは無く、人生を救ったり、命を守ったり、そういった自己の尊厳に関わるマターをやることになりますが、それとて、皆さんに届かなければタダの石、というかそれ以下。そういったテクノロジーだったり、企画だったり、磨きをかけ、その上で、消費者や市民のお気持ちを掬い取りながら、ラストワンマイル先の皆さんに届くことをしていきたいと思います。

(適宜編集しています。)

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